CONTACT FORM


FOLLOW US


「箱根本箱」開業日誌0803

2018.8.3

染谷 拓郎

8月3日

朝会社に立ち寄り、すぐに箱根に移動。新幹線で石原さんとふたり、だいぶぐったりしていたので、小田原からの車中は無理やりテンションを上げるためにヴァンパイア・ウィークエンドを爆音で流すことにする。

カスカスのアフロ・ビートはだんだんとポリ・リズム。こりゃ自動運転モードの夏、というおもむきだ。(何を言っているのか自分でも分からない)

箱根本箱に着くと、ちょうどお客様が本をうで一杯に抱え、フロントで精算をしている最中で、なんと10冊も買ってくれていた。僕は慌ててYOURS BOOK STOREエプロンを装着し、館内に登場しても良い状態にしたうえで、お客様と直接会話する。

僕たちがこの場所で体験してもらいたかったことを、それ以上の感想で、しかもすてきな笑顔で伝えてくれるものだから、疲れが一瞬で吹き飛んでしまった。これだ、と思った。うれしいな。

僕は、「本が好き」というより、「本を読む状況にいること」が好きだ。
好きな作家や作品はたくさんあるけれど、好きな「本を読む状況」の方がたくさんある。

予定がない休日の午後にわりに空いている井の頭線で読む小説のつづき。何度か行ったことがある喫茶店の窓側の席で買ったばかりのエッセイを開いてみる。友達の家に泊まりに行って読んだことのない漫画を深夜に一気読みする感じ。

そして、これから、まだ見ぬ誰かにとって、好きな「本を読む状況」の一つに、「箱根本箱に泊まって、本を選び、気に入った場所で読むこと」が追加されるかもしれない。しかも、全ての本は買うことができるから、思い出の一冊を家に持ち帰ることができる。

そんな状況を生むかもしれないホテルを、みんなでつくることができた。何度も諦めそうになったけど、最後にはちゃんと形になった。足かけ3年、本当に(ほんとうに!)いろいろあったなぁ。

12月から続けてきたこの日誌も、今日で最終回。振り返えると一冊の本になるくらいのボリュームがありそうだ。このHPがなくならない限り、アーカイブは残しておきます。

と、振り返るといくらでも書けちゃうんだけど、こんなところにします。これで僕はプロジェクトを離れるとかではなく、むしろこれからが大変なはず。ネオ雑用として、これからもやっていきます。

なので、これからは開業日誌ではなく、開業後日誌(名前は考えるとして)で、不定期にレポートしていきますので、よろしくお願いします。

毎日まいにち、たくさんの方に応援していただきました。ありがとうございました。実は(?)、いろんな方に読んでいただけていたのも励みになりました。

箱根本箱は、開業しました。さあこれから、ですね。がんばりましょう。

最新の投稿

日本出版販売株式会社

〒101-8710

東京都千代田区神田駿河台4丁目3番地

お問い合わせ