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眺めるだけでも楽しめる 美しい「食」の本

2018.10.11

中澤 佑

季節外れの暑い日が続きましたが、ここ数日はだいぶ日も短くなり、秋の気配も濃厚になってきましたね。

北海道や東北のほうでは紅葉が見ごろを迎えているようです。

 

秋といえば、

 

読書の秋。

秋の夜長にじっくり本を読むというのは、この季節の風物詩と言っていいかもしれません。

長大な物語を寝る間も惜しんで楽しんでみる。最高ですね。

 

スポーツの秋。

日中の暑さもかなりやわらぎ、身体を動かすのにちょうど良いこの季節。

晴れる日も多く、運動会やマラソン大会などがよく行われるようになります。

色づいた山や森の中をただ散策なんていうのもいいですよね。

休日には外に出てアクティブに過ごしてみたくなります。

 

でも、秋といえば、何といっても、

 

食欲の秋。

実りの季節。お米やキノコ、果物など様々な食べ物が旬を迎え、ついつい色々と食べてしまいたくなります。

夏バテも解消され、胃袋も復活。

気温や日照時間の関係でホルモンバランス的にもこの時期は食欲が増すようになるともいわれています。

暴飲暴食には注意しつつも、食べ過ぎてしまう人へ(私も含めですが・・)ページをめくるだけでも充分に楽しめる、美しい「食」の本を紹介します。

 

 

 

スープ

著者 細川亜衣

リトルモア ISBN 9784898153901

「まるで写真集のような美しいレシピ集。”スープほど自由な料理はない”という著者の言葉通り、本書はレシピ集という定型から驚くほど自由だ。淡い光に照らされたスープの写真は、泡の粒がわかるくらいのクローズアップで切り取られ、皿も含めた料理の全貌がはっきりわかることはごくまれだ。レシピの説明文は簡潔。調理途中の無造作に置かれた食材や、その素材が育った畑や森、寒天の涼しさを表すような清流の流れ、魚介を育む海、などが大きく紙面を占拠する。巻末の1/3ほどは32品のスープにまつわるエッセイが軽やかに多分に語られる。これから美味しい料理ができあがる予感に満ちた”素材”そのもののような料理書。」

 

 

 

一日一菓

著者 木村宗慎

新潮社 ISBN 9784103363514

「茶人である著者が全国各地の老舗、名店の和菓子を365日分、季節や日どりにあわせて美しい器と共に紹介した1冊。日本の美の真髄のような小さな菓子の趣も、室町や江戸時代、中国明朝時代の菓子器の名品も、すべてはもてなしの心を伝えるために考えぬかれた知恵の結晶そのものです。その見立てや取り合わせの妙に畳の上の小宇宙を感じずにはいられません。」

 

 

 

果物料理

著者 渡辺康啓

マガジンハウス ISBN 9784582632187

「コムデギャルソンに勤務していたという異色の経歴を持つ料理家 渡辺康啓さんのレシピ集。見た目にも美しいシンプルな料理が64皿並びます。素材の良さを存分に生かす繊細な下ごしらえと、創造性あふれるアイデアと手際で果物がまったく新しい料理へと生まれ変わっています。旧約聖書「創世記」のアダムとイヴの禁断の果実をめぐる一文から始まる本書のビジュアルは、果物の匂いたつような官能性を見事に表現していて溜息ものです。」

 

 

 

ピエール・エルメ サティーヌ

著者 ピエール・エルメ、東信、椎木俊介

青幻舎 ISBN 9784861525360

「パティスリー界のピカソ、とも称されるピエール・エルメが作り出したフレーバー”サティーヌ”。オレンジ、パッションフルーツ、クリームチーズの風味が巧みに調和されたそのフレーバーで、魔法のように生み出されるケーク、マカロン、サブレなどの50種類の美しいお菓子たち。フラワーアーティスト東信さんの神秘的な花々を纏い、料理が芸術へと昇華した奇跡の1冊。」

 

 

 

チョコレートの手引き

著者 蕪木祐介

雷鳥社 ISBN 9784844136750

「普段、何気なく口にするチョコレート。とても身近で多くの人を虜にするこの甘~いお菓子の秘密を、菓子メーカー ロッテでチョコレート開発を手掛けてきた著者が、カカオの品種や製造工程、歴史や生産国のことまで様々に教えてくれます。甘い香りが漂ってきそうなチョコレート色の装丁もとても綺麗。自身が出がける喫茶店 「蕪木」では自家製チョコと合わせて、ネルドリップで丁寧に淹れてくれる、こだわりの自家焙煎コーヒーがいただけます。」

 

 

 

じゃがいも料理

著者 高山なおみ

集英社 ISBN 9784083330483

「まるで絵本のような装丁がとても愛らしい じゃがいもオンリーのレシピブック。地味でお手軽な食材ですが、この本では主役です。茹でて、焼いて、揚げて、つぶして、刻んで、スライスして、どんな風に料理してもかわらず美味しい。肉や魚料理の付け合わせとして添えられたじゃがいものあのゴロっとした存在感。そして安心感。ただ白い皿にのせられているだけでもなぜか絵になります。」

 

 

 

テーブルのメニュー ABC

著者 堀井和子

文化出版局 ISBN 9784579203796

「料理スタイリストとしてだけでなく、ライフスタイル全般で生活を楽しくするアイデア満載の著作を多数出されている堀井和子さんのエッセイ。AからZのアルファベットにちなんだ26のテーマでいつもの暮らしがきらりと輝くヒントがエピソードと共に綴られています。かわいい写真や自筆の文字、イラストがコラージュ風にちりばめられていて、パラパラめくるだけでもとても楽しい1冊です。」

 

 

 

PLATES+DISHES

著者 STEPHAN SCHACHER

Princeton Architectural Press ISBN 9781568985053

「アメリカの様々な州のハイウェイ沿いにあるダイナーの名物料理とウェイトレスを撮影した写真集。ほとんどのページの見開き左側はステーキやフライドポテト、ハンバーガーなどのこれぞアメリカというべき脂っこい料理たち。右側にはその料理を運んできたと思しきちょっぴり疲れた風情のウェイトレスの個性豊かな表情。美しさとは程遠いけれど、ニューシネマやロードムービーとはまた違うアメリカのロードサイドの生の風景がそこには広がっています。」

 

 

 

わたしの献立日記

著者 沢村貞子

新潮社 ISBN 9784103655022

(文庫版 中央公論新社 ISBN 9784122056909)

「女優業の傍ら、名エッセイを数多く残した著者の20年以上にもわたる日々の献立日記。夫とふたりきりの生活の中で食べることだけは大切にしたいと、昭和41年から毎日書き留めてきた膨大な献立表はとても多彩です。浅草生まれの粋人らしく時折豪華にカニやウナギ、鳥すきなどが出てきますが、必ず副菜で煮つけや和え物が添えられていたようです。中にはセロリの味噌汁なんていう斬新な献立も。”いま、食べたいと思うものを、自分にちょうどいいだけ”。名文と共に、ささやかな暮らしの中で本当に大切なものを私たちに教えてくれます。」

 

 

 

 

 

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