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「箱根本箱」開業日誌0115

2018.1.15

染谷 拓郎

一週間のはじまり。今週もいろいろと予定が詰まっている。

朝イチで馬喰町に移動し、海法設計事務所にて施工会社との打ち合わせ。実現したい事と、それを実現するために必要な費用と、こちらが準備できる予算が折り合わなければ、プロジェクトを進めることはできない。

とにかく、ここが決まらないと他が進んでいてもOPENはどんどん後ろにずれていく。なんとか折り合うところまで進めていきたい。

それにしても海法設計事務所、かっこいいんだけど寒い!とにかく寒い。本当に寒い。
(海法さんごめんなさい)

馬喰町から震えながら東京駅へ移動。JRの構内がこんなに暖かいと思ったのは初めてだ。
新幹線で小田原。昼食はいつもの崎陽軒シウマイ弁当。小田原でレンタカーを借り、強羅へ。

内装の工事に入る前に一部解体工事を行うため、説明のため近隣へのご挨拶。
挨拶のためとスーツで来たのだが、これがまたとにかく寒い!こんなペラペラのスーツでは真冬の箱根は乗り越えられないと確信した。必要経費だ。暖かい服を買おう。

芯まで凍えながらも無事にやるべき事を終え、小田原に戻ろう。
このあとは小田原警察署で古物商の申請。これで今日のタスクは完了。この時点で16時、小田原までは30分あれば着くだろう。17時までに行くとして、あと30分は余裕がある。

頭の中で時間配分が出来たところで、車は自然に日帰り温泉の駐車場に入っていく。このままじゃ風邪を引く、ひとっ風呂浴びないと。ちょっとくらいいいじゃないか。
…いや、まて。もし小田原までの道が混んでいたら(夕方はたいてい混んでいる)、申請が間に合わなくなる。でも、めちゃくちゃ冷えるし、どうしよう。うーん…

3分ほど逡巡して、決断する。温泉には入らずに小田原に向かうことにしよう。真面目な決断。これでいいのだ。

案の定道路は混んでおり、警察署に着いたのは17時少し前だった。急げ!
2階の生活安全課のドアを開けると、受付はなく、普通にオフィスのようになっている。「防犯係」と書かれたプレートの前で立ちすくむ。

「ええっと、古物商の申請なんですが。。」
「はい、こちらにどうぞ」
業務終了間際にごめんなさい。少し不機嫌そうな女性が書類をチェックしていく。

書類を一枚ずつ丁寧に見ていただく間、僕は署内を見渡してみた。壁に掛かる額縁には一篇の詩が書かれている。

「人生には失敗も過ちもある。でもそこからやり直すのが本当のはじまりだ」

 

警察署の中にあると不思議な説得力をもつ、「道」と名付けられた詩を見つめながら、自分が今、小田原警察署生活安全課防犯係にいる不思議を感じる。

チェックも終わり書類に不備はないとのこと。よかった。あとはお金を払うだけだ。

「証紙はお持ちですか?」
「いや、えーっと、現金しかないです」

顔を曇らせた女性がチラリと時計を見る。17時13分。

嫌な予感がする。

「あー、終わっちゃいましたね。証紙は隣の合同庁舎で17時10分までだったら買えるんです。
時間ピッタリにしまっちゃうから、もう終わりですね。次、いつ来れますか?」

なんと…ああ、ここまでは完璧だったのに。
あの日帰り温泉の駐車場で迷った3分がなければ、気持ちよく新幹線で東京に戻れただろう。鈴廣の蒲鉾と缶ビールくらいは許してもらえただろう。

でもそれができなかったので、車中でこの文章を書いている。月曜日のアンチクライマックス。どっと疲れが出る。

1月中に古物商は再アタック予定。ふう、今日もおつかれさまでした。

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