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「箱根本箱」開業日誌0205

2018.2.5

染谷 拓郎

今日は番外編。

一日休みを取って、仕事をせずに過ごした。普段なかなか行けないところに行き、改めて感じたこと。

「最後はやっぱり人」という言い方をすることがある。

仕組みや構造に欠陥があっても、最後は人柄が後押しして、それが魅力的になったり、商売の決め手になったりする。

今日ふと思ったのは、「そもそも最初から人だし、最初から最後まで人」でしょう、ということ。いや、こんなの当たり前かな、すいません。

仕組みや構造がいくら良いものであっても、提供する人に問題があったり、気持ちの冷えがあると、こちらの心には響いてこない。

名前を出しちゃうとアレなので、伏せながら書く。

全国的に有名な建築家が建てたばかりの商業施設を見学し、カッコいい建物だなぁと関心はしたものの、その後の店員さんの、入場時の応対やカフェの過ごし方を見ていてすっかり印象が変わってしまった。

これは、とてももったいないことだけど、よくあること。

大義名分や立派なコンセプトのもと素敵な建物を建てても、それを維持し、良くしていけるのはそこにいる人しかできない。

対照的にいいなと思ったこと。今日あまりに身体が冷えているので南に向かった。道中、道の駅で「日本で一番早く咲く桜がある公園」、というポスターを見て、たまらず見に行く。

小さい公園に濃いピンク色の桜が咲いている。みな、一足早い桜をカメラに収める。おじいさん達はゲートボールをしている。メジロはピチュピチュ言いながら木々を飛び回っている。

公衆トイレしかない、ただの広場の公園に、「日本で一番早く咲く桜」というコンテンツに誘われて人が集まる。

その桜自体よりも、それを最初に植えようと言い出した人と、それを毎年告知し続けている人に想いを馳せる。

2月の寒い時期に桜が咲いていたらさぞいいだろう、とか、この公園にも何か名物があるといいよな、という動機から始まり、実際に桜の木を植え、枯れないようにメンテナンスし、(多分前年とほぼ同じデザインだろうけど)ポスターを刷り、各所に配布する。桜は今年も綺麗に咲く。

だから、「最後はやっぱり人」ではなく「そもそも最初から人だし、最初から最後まで人」なんだ。

動機と実行に、はじまりとおしりに、なるべく熱量の差がないこと。頭でっかちになって、行動が伴わないようにしないこと。

とか言って、明日からの自分の仕事が実がないと意味がない。がんばろう、なるべく平熱に。

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