
【活版印刷ナイト!】ほしおさなえ×大人の科学マガジン スペシャルイベント
2018.2.28
林 和泉
近頃巷を賑わせる「活版印刷」ってご存知でしょうか…?
昨年12月に発売された『大人の科学マガジン 小さな活版印刷機(学研プラス)』は
発売直後から大きな話題となり、書店では完売店も続出!
いまでも品薄状態が続いているほどの大人気雑誌です。
また、小さな活版印刷所を舞台にした、
ほしおさなえさんの小説『活版印刷三日月堂(ポプラ社)』も
シリーズ累計15万部売れている、押しも押されぬ大ヒット作。
さてさて今回の文禄堂高円寺店では「活版印刷ナイト!」と称して、
『大人の科学マガジン』編集長の吉野敏弘さん
『活版印刷三日月堂』著者のほしおさなえさん
『活版印刷三日月堂』担当編集の森潤也さん
の3名をお迎えして、活版印刷の魅力をたっぷり語ってもらう贅沢なイベントを開催しました!
イベントは事前申込で完売御礼。開場と同時に店頭には長い列が。
なんと京都から夜行バスでいらっしゃった、ほしお先生ファンの方もいらっしゃいました!
元々、twitterで発表していた140字小説を名刺サイズのカードにする際、
「九ポ堂」という活版印刷工房さんにお願いをしたのがきっかけで、
活版印刷の面白さを体感し、小説を書き始めたという ほしお先生。
50-60代のご年配世代だけでなく、
若い世代の人をも魅了している不思議な力に惹かれたそう。
「本」や「文字」そのものが持つ、手触りのある魅力をとても大切にしており、
学生時代に、1文字1文字ゴム印を押しながら作ったというお手製の本なども実際に見せてくださいました(すごく素敵でした…)。
そんな活版印刷愛に溢れる小説に力をもらって、制作に挑んだという『大人の科学マガジン』。
活字を自分で選んで刷る面白さを、気軽に体験できるように と
何度も何度も試作を重ねながら、付録の活版印刷機が出来上がりました。
付録と侮るなかれ、本当に細部までこだわり抜かれており、
最早「作品」とお呼びするべきだと、そう思いました。
イベントでは、ほしお先生と吉野編集長が付録の活版印刷機を使って、印刷を実演。
このとき刷られたのが、こちら。
ちょっとだけコツを掴めば、初めての人もこんなに綺麗に刷ることができるとのこと!
これは…高まりますね…
また今回は、イベント参加者限定の超豪華特典が!
・冒頭に紹介した140字小説の活版印刷カード(中には ほしお先生手刷りの超レアカードも!)
・『活版印刷三日月堂』の物語内に登場する 星の栞
・『大人の科学マガジン』追加活字セット
ご、豪華…ファン垂涎ですね…
トークショー終了後の質疑応答のコーナーやサイン会も大盛況。
雑誌と小説の世界を、より立体的に体感できるイベントとなり
ご参加いただいたお客様にも大変喜んでいただけました。
ほしお先生・吉野編集長・森さん、ありがとうございました!
追記
イベントを体感していたら、どうしても欲しくなり、林も1冊購入しました!
じゃん!
近々組立て、印刷してみたいと思います!楽しみです!
今回司会を担当したYOURS BOOK STOREの平木も言っていましたが、
活版印刷は印刷でありながら、手書きの文字のような温かさがありますね。
大切な誰かを思い浮かべながら、文字を選んで、丁寧に刷りたいなと思います。
文禄堂高円寺店には、現在在庫もありますので、品切前にお店へ急げ!