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「箱根本箱」開業日誌0309

2018.3.9

染谷 拓郎

「やらなければいけないけれど、手を付けるのが億劫なこと」ってありますよね。

真冬の深夜に帰宅してお風呂に入ることとか、旧友から届いた結婚式二次会の返事とか、印鑑証明書を取りに行くとか、そういうこと。

でも、やったらやったですっきりして、もっと早くやればよかったと思うもの。

今日の午後は、ひたすらそんなことを進めた一日だった。それは申請である。

箱根本箱を開業するにあたり、とにかく、申請書類がたくさんある。箱根町に、小田原市に、いろいろと届け出すものがある。数えたら57項目あった。

まだ時間があるからと後回しにしていたが、えい!と始める。そうすると、見えなかった課題がまた見えてきて、すぐに関係部署にメールをする。こうして、行動しないと次が見えてこない。

そんなことを考えていたら、ふとミモザの思い出が蘇ってきた。こんな話。

かれこれ10年ほど前のこの季節に、友人と街を散策していた。高級住宅街のある家の庭に、真っ黄色でふわふわの花をつけたミモザが何本も植えられていた。その時までミモザを見たことがなくて、わあ、なんてキレイなんだ!と感動した。

この木はなんていう名前なんだろう。僕も友人も知らなかった。きれいだったねえと言いながらそのまま50mほど歩を進めたが、僕はどうしても名前が気になっていた。

一大決心。くるりと来た道を戻る。そしてミモザの家のインターホンを鳴らす。とても緊張している。おじさんの声がする。

「はい、なんですか?」

「あの、すいません。お庭の木がとてもきれいだったので、名前を教えていただけますか?」

「え?ああ、ミモザ」

「びんぼうぐさ??」

「違う!ミ・モ・ザ!」

「ああ…ミモザ…あ、ありがとうございます。あの、それだけです…」

「ああ、はい」(ガチャッ)

怒ってるような誇らしいような、おじさんの感情はいまいち図りかねたが、僕と友人はミモザの名前を絶対に忘れないであろう体験をした。

あの場でインターホンを押さなければ、もしかしたらまだミモザの名前を知らないままだったかもしれない。

まあ、こんなエピソードを持ち出すまでもなく、やらなきゃいけないことは早めにやった方がいい、という話でした。

一日おつかれさまでした。

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