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「箱根本箱」開業日誌0409

2018.4.9

染谷 拓郎

月曜日。

午後から自遊人窪田さんと打ち合わせ。イベントや企画、保守、仕入れなど多岐にわたって。その後、取引業者の商談に一緒に臨む。

企画の話の際に紹介した展示が実際にはまだ見ていないものだったので、仕事終わりに行ってきた。

47都道府県の修理と手入れ展

http://www.hikarie8.com/d47museum/

家具や器、オーディオ、布。それぞれを修理したり手入れしたり、別のものに生まれ変わらせたり。新品ピカピカもいいが、手入れしながらモノを育てていくことは、とても素敵なことだ。

展示内容は充実しているし、展示に合わせたお手入れワークショップが沢山開催されるし、ミュージアムショップは欲しいものだらけだし、と、全体感のあるいい取り組みだった。

展示を見ていてふと感じたのは、本こそ、リペアにとても向いているということ。読むときの気分や状況、環境によって響いてくる文章が変わることって、漆器の塗り直しや、籠の編み直しのように、本も読み直しによって魅力が高まる、ということなんじゃないだろうか。

手当たり次第乱読して知識を吸収していくことと、一冊の本を何度も読み返すことは、同じ読書でも全然違う体験だ。僕にとっては、西村佳哲さんの一連のシリーズや、長田弘さんの詩集がそれにあたる。

本だけじゃなくて、カウリスマキの映画やパブロ・カザルスのチェロの音色、長谷川りん次郎の絵画もそうだ。繰り返し体験することで思考や感情のリペアを促すもの。それを簡単に言い換えると、「お気に入り」ということなのかなぁ。

 

と、気取ってみたところで、今日の昼食で石原さんと食べた大盛りが自慢の定食は、僕には繰り返しも手入れもない、一度きりのものだった。

油ギトギトの唐揚げは、親父さん曰く店の名物らしいけど、ちょっときつかった。親父さんごめん、半分も残してしまった。

まあ、こうやって、いろんなお店を知ることでやっとお気に入りが増えていくということで…うーん、まだ胃もたれ中。

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