文喫のことを伝える時には、
「文化を喫する、入場料のある本屋」
という言い方をしている。
「文喫」という名前は「文化を喫する」という意味だ。
本のある新しい場を創る取り組みがスタートすると決まり、
最初に決まったのが名前だった。
それから、プロジェクトが進み、
本と出会う体験価値を提供をする場としての形が定まっていった。
「喫する」という言葉には、味わうこと、
口を通して身体に受け入れるようなイメージがある。
名前をつけることで、いい意味での曖昧さを維持しながら、
目指す姿を共有することができる。
「入場料のある本屋」という言葉は、
文喫の特色である入場料制という仕組みを端的に示しながら、
新しい業態であることを明確にしている。
端的に、明確に
文化を喫する、
入場料のある本屋「文喫」
文喫は過ごす人の体験を、
本との出会いを大事にする場所。
そこで使われる言葉は体験を創る要素。
空間と体験にフォーカスして柔軟なスタイルで言葉にしている。
過ごす人にとって必要なことは、短くシンプルに。
熱量をもって伝えたいことはとことん濃密に。
一人で過ごす場で本の魅力を伝える時は手紙にような親密さを。
時には、あえて言葉足らずに、余白を残す。
余白があることで、
本は雄弁に語り出し、
過ごす人はそれに耳を傾ける。
伝達と余白
本屋では、本を選ぶ時間こそ最良だ。
想像し得ぬ本との巡り合い
棚の間で移ろいゆく興味と関心
唐突に目に入ったそれを眺める時間と空間
幾つか手に取ったならば
椅子に身を預けてみるのもまたよい
珈琲をお供にじっくりと過ごす
時には本を傍らに喫茶で語らう
没頭と息抜きが行ったり来たり
一日の最後には意中の一冊が見つかるだろう
ここにはまだ見ぬ本との喜びが確かにあるようだ。
偶然の出会い、一目惚れの瞬間、深みにはまる本との関係
読む人も、そうでない人も、きっと本のことが好きになる
文喫
オープン日:2018年12月
アクセス:〒106-0032 東京都港区六本木 6-1-20 六本木電気ビル 1F
地下鉄日比谷線・大江戸線六本木駅 3・1A 出口より徒歩 1 分
営業時間:9:00 ~ 21:00(L.O. 20:30)
定休日:不定休
席数 :90席
入場料:1,650円(税込) ※土日祝の入場料は1,980円(税込)
公式サイト:bunkitsu.jp
プロデュース:YOURS BOOK STORE(日本出版販売株式会社)、株式会社スマイルズ
BOOKディレクション:YOURS BOOK STORE(日本出版販売株式会社)
店舗運営:株式会社リブロプラス
担当:
プロデューサー / PM:武田 建悟 ( YOURS BOOK STORE / 日本出版販売株式会社)
ブックディレクター:林 和泉( YOURS BOOK STORE / 日本出版販売株式会社)
有地 和毅( YOURS BOOK STORE / 日本出版販売株式会社)
アシスタントディレクター:西條 陽香( YOURS BOOK STORE / 日本出版販売株式会社)
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